死別・離別・未婚のシングルマザーということ。

ふぁみママこと、渡邉さおりです。

先日書いた、『死別シングルマザー的PTAのすすめ』に、Facebookで数々のコメントを頂きました。私にとっては、とてもいい気づきを頂いたので、今日はそれについて、私の思いを書いてみたいと思います。

『私は離別のシングルマザーですが、どう違いがあるのかな?』

確かに!!

わざわざ『死別』と付けているわけですから、何か違うのか、不思議に思われるのも納得です。

 

 

死別・離別・未婚は、一般的に分けやすいカテゴリー

私にとっては、そんなイメージです。

ただ、分ける必要が日常生活のどこかにあるのかといわれると、それは何とも言えません。そんなシチュエーションに遭遇すること自体少ないようにも思います。個人的には、一人一人個性が違うように、仮に死別、離別、未婚のカテゴリーに分けることはできても、環境や状況、考え方も実はママの数だけあって、千差万別のような気がしています。

 

死別シングルマザーのカテゴリーの中は、実は複雑

死別シングルマザーは、現在日本に10万人弱いる計算です。ただ、10万弱に対して、体験を綴っている人の数はそう多くはありません。

死別してすぐにブログを書きはじめている人もいらっしゃいますし、私のように10年以上経ってからの人もいます。

それに、死別の原因も、様々。闘病の上の病死、主人のような病気による突然死、他にも自死、事故、事件・・・いろいろな別れ方があります。そして、子どもの年齢、地域差、ひとくくりに死別といっても、自分と同じ体験の人を探すのは、あまり簡単ではないというのが私の実感です。

 

私がわざわざ『死別』をつける理由

私達が、何かを検索するときは、調べたいとき、知りたいとき、見つけたいときですよね。私が死別したのは、スマホも動画検索もハッシュタグもSiriもない時代でした。

私自身には、時間がない中、パソコンで検索してみても、たどり着きたいところにはなかなかたどり着けず、歯がゆい思いをした経験があるので、できることなら、必要な情報が必要な人に届くように、キーワードとして『死別シングルマザー』を入れておきたいというのが私の考えです。

 

死別も離別も未婚も、みんなママは太陽

私には、私自身の価値観を大きく変え、新しい一歩を踏み出す勇気をくれた2人の女性がいます。匿名で電子書籍を一緒に書いてくれた2人です。彼女たちは、私と同じように子どもが小さいときにすでに、一人で育てようと決めた離婚と未婚の母です。もし電子書籍を読んでいただけるような機会があればぜひ2人の物語を読んでいただきたいと思うくらい、勇気と明るさに満ちています。

死別だから、離別だから、未婚だから、というカテゴリーの差は、そんなに大きな差ではありません。シングルマザーにとって、何か差があるとすれば、私達ママの中の覚悟の差であり、とらえ方の差ではないかと私は思っています。

お互いに、何が足りなくなったとか、何が残ったとか、もともとの基準が違うので、そんなことを言い出しても切りがありません。

シングルマザーという生き方は、もしかしたら自分が望んでいなかった結果かもしれないけれど、置かれた環境で、精一杯“自分”と“子どもたち”という『花』を咲かせようとする生き方のように思います。

それは、子どものためでもあり、自分のためでもあります。ですから、シングルマザーでも真正面から、自分の人生に向き合い、生きることを選択しているママは、みんな太陽なのだと思います。今は雲に隠れたり、心に雨が降っているような毎日を送っているママにも、早く輝きを取り戻してもらえたらいいなと思います。

 

伝えたいことは、『自分だけじゃない』ということ

はじめにも書いたように、死別のシングルマザーも多様なので、私が書いていることが、必ずしも誰かの役に立つとは限りません。でも、別れ方は違っても、何とも言えないやり場のない怒りや不安、苦しみなどは、大なり小なり近いことを感じているようにも思います。

そして、そういう感情を飲み込み、あるいは抱えながらも、私達は『子どもと一緒に生きていく』という覚悟をします。

私達は、近くにいなくても、会ったことがなくても、私だけでなく、明らかに私達、という同士の存在です。

いつか誰かが情報を得ようとして『死別シングルマザー』検索をした時に、自分だけじゃないんだと思って頂けるようなサイトに作り上げていけたらと今は思っています。

 

死別シンママと子どもたちも
もう一度心豊かな毎日を晴れ

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