つい集中しなさいと言ってしまう、お母さんへの処方箋

こんにちは、家族を楽しむお母さんの習慣形成コーチふぁみママこと渡邉さおりです。

我が家には、子どもが勉強する場所は、3か所あります。
さーて、なぜでしょう?

お子さんは、コツコツさん? 移り気さん?

我が家の子ども達は、2人とも、勉強に関しては、超移り気さんです。いわゆる集中力が続かず、他のことに気が散りやすいタイプ。高校生や中学生にもなると、帳尻は自分でつけるようになりますが、「集中してやって!」とヤキモキしていた時期が私にももちろんあります。

年齢が小さければ、集中力なんてあってないようなもの。大きくなっても我が家の子ども達のように、長時間机に向かうのは苦手な子もいると思いますので、お子さんの本来の集中力を一度客観的に観察してみてはいかがでしょうか。

集中力って、本来どのくらい続くもの?

もともと人間の集中力は、あまり長く続かないものらしいです。

  • 集中できても10~15分程度
  • コツコツできる子でも、30分を過ぎると集中力は落ちてくるらしい
  • 雑音や雑念が入り始めると、だんだんと没頭しにくくなる

実際タイマーとかをかけて、本を読むとわかるのですが、10~15分くらいなら、アラームが鳴るまで本を読み続けられます。でも、30分に伸ばすと、だいたい1度は家族に声をかけられたり、電話が鳴ったり、メールが入ったりします。

本の中の一節が、晩ご飯のメニューを連想させたり、久しく会っていない友達を連想させたりもします。

30分の間には、自然と集中力が途切れる『外からと内からの力』が加わってしまうことが多いのです。

おとなでもこんな感じなので、子ども達は、どこで勉強していても、雑音や雑念が入るのは仕方がないような気がしませんか?

勉強しなさい、集中しなさいと言わなくても済む方法

じゃ、どうするのか?ですよね。

気が散って、気持ちが上がってこなくなったら、勉強場所を変える!がおすすめです。

我が家は、子どもが勉強する環境を自分で選択できるようにしています。超簡単なことですが(笑)お母さんは声を荒げなくても、子ども達が自分で選択しますから楽ですよ。

 

勉強は『ここでしなければならない』という固定観念を取り去りましょう

一人でやりたい子もいれば、誰かと一緒の空間にいた方が好きな子もいますよね。好きな空間で勉強できればいいんです。

お手洗いに小さな本棚が置いてあるお宅、稀にありますよね?そう、ベランダでも、トイレでも、自分の気持ちが上がるところで、勉強してくれれば、お母さんは声を荒げなくてもよかったりしませんか?

我が家の勉強場所は、今のところ3つです。

  • 個人の勉強部屋→いわゆる子ども部屋。
  • 家族勉強部屋→子どもと私の3人が使う部屋。一人1台会議用の長机があり、レイアウトは三角形にしたり、3台寄せたり気分によって模様替えをします。人の机は使わないことと同じ部屋にいる時は他の人の真正面(パーソナルスペース)に座らないこと、イヤホン以外で音楽をつけないことがルール。
  • ダイニング→いわゆる食卓。共有スペースなので、消しゴムのカスと私物を残さないことがルール

我が家で一番利用が少ないのは、個人の勉強部屋です。一人で勉強するのはなんとなく怖い、というのが娘の理由のようですが、息子は隣にベッドがあると誘惑に負けてしまう怖さがあるようです。

娘は、冷房の加減がちょうどいいリビングと、家族勉強部屋を行き来します。息子は、家族勉強部屋が落ち着くようです。人と一緒に集中力が高い状態で勉強すると、自然とはかどると言います。あとは、眠気防止ですね(笑)

できたら、お母さんもご一緒に

私は、家族勉強部屋を仕事場にしているので、家事の時間以外はここにいることが多いです。勉強は教えられなくても、難しそうなことをやっていることや逆に楽しそうにやっていることは、見ていてわかります。子どもの勉強を邪魔してはいけないと思って、子ども部屋に入るのも躊躇するという方がいらっしゃるようですが、それはちょっともったいない気がします。一緒にいれば、小休憩の時に話もできますし、言葉にならない子どもの変化にも気づく事ができます。

また、親が取り組む姿も見せる事ができます。子どもは、お友達が勉強する姿は見られても、おとなが勉強する姿なんて、なかなか見る機会がないんです。なので、何かの資格試験にチャレンジするときは、ぜひお子様におとなの学ぶ姿を見せる絶好の機会だと思います。

まとめ

同じ空間にいながらも、話しかけずに、親も自分のすべきことをする、そういう意味でも家族勉強部屋やリビングは親子関係を作るいい空間になると思います。

子どもと一緒に、学ぶことを楽しみましょう!

親子関係がより良くするための一助となれば、とても嬉しく思います。

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