こんにちは。家族を楽しむお母さんの習慣形成コーチ ふぁみママこと渡邉さおりです。
あなたはたお子さんのテストの点数は気になりますか?私には、高校1年生の長男と中学2年生の娘がいます。私は、あまり子供達のテストの点数にこだわらないようにしています。
もちろん心配はしているんですよ。無関心でもありません。では、私がどうしてあまり子ども達の点数にこだわらないかということを、少しお話しします。
目次
あなたはテストの点数で怒る派?怒らない派?
定期テストの結果が出揃った日、娘が家族の勉強部屋で言いました。
「みんなね〜、テストの点数が悪いと、まずお母さんに怒られて、次はお父さんに怒られて、それから塾の先生にも怒られるらしいよ。
持って帰るのが怖いって。」
親御さんと塾の先生からの愛のトリプルパンチを受ける子ども達。中には一生懸命勉強した子達もいるでしょうに、どんな気持ちなのでしょうね。
娘に聞いたところ、先生を囲んで話している時にいた生徒は、娘以外全員、怒られると言ったそうです。
ちなみに、高1の兄も、『高校生になっても、大概みんな怒られるか心配されるかだ』と言っていますからそれが当たり前になっているのかもしれませんね。
その時に娘が、『我が家では点数に関しては怒られない』と話すと、先生からは、「おうちの方針なんだと思うよ。お母さん、ちょっと普通のお母さんとは違う考え方の人だからね。」と言われたそうです(^^;)
普通のお母さんと違う考え方といわれても、ごく普通の母親のつもりでいました。そんなに違った点はないと思うのですが、テストの点数については、誰の問題かを考えているという点においては、違う考え方と言えるかもしれません。
子供のテストの点数で怒りたくなるお母さんの気持ち
もしあなたがお子さんのテストの点数が悪くて怒っているときは、こんな風に感じていませんか?
- 自分自身がテストの点数が悪いことで、辛い思いをしたから
- 自分自身が子どもの時に親から怒られていたから
- 自分自身が友達にバカにされていたから
- 自分自身が塾で怒られていたから
- 自分自身が社会に出てから「もっと勉強しておけば良かった」と思った事があるから
私たち親は、大切な子どもが、自分と同じ体験をしていたり、同じ体験をすると予想できたりするからなんです。やっぱり子供の将来は心配ですよね!
だから残念な未来を引き寄せないように、よかれと思って怒るという行動をするです。これは自然なことです(^^)
子供のテストの点数が意味するモノは?
子供のテストの点数の善し悪しは、次の3点です。
- 勉強に対する興味の度合い
- 科目毎の得手、不得手
- 勉強することに対する意味づけ
頭の善し悪しではないんですね(^^;)基本的に学校のテストは、勉強さえすればある程度の点数は取れるように作られています。
たとえば理科が80点以上、国語が40点以下というケースは、理科に興味があって国語にないだけ、もしくは理系が得意で文系が苦手ということが分かります。
もしくは理科で良い点数を取ったときに、お父さんやお母さんが褒めてくれた!という体験を持っていたとすれば、また褒められるために理科を頑張っているのかもしれません。これが意味づけです(^O^)
私が子供達のテストの点数が悪くても怒らないのは、興味の度合いや意味づけを知るためのバロメーターとして見ているからなんです。
お母さんの子供の勉強(テスト)への関わり方
子供のテストの点数が悪いと、つい怒ってしまいがちです。でも・・・怒って点数が上がるでしょうか?怒っても点数が上がらないことは、私達が証明していませんか?(笑)
小学生までは、お母さんが勉強を教えてあげられるかもしれません。中高生になると、教えるのはちょときついですよね?私達の頃と、内容が変わっている所もあります。
なので直接教えて点数を上げることは出来ません(T_T)
私達お母さんが出来るのは、次の3点です。
- 何に興味があるのか?を知ること
- 何が得意で何が不得意なのか?を知ること
- その上でどんな意味づけをしてあげられるか?
まずはお子さんのことをよく見てあげてください。何に興味があるのか?何が得意で不得意なのか?を知ることから始めましょう!
テストの点数が悪いからと言って、頭が悪いとか、バカだとか、そんな言葉でレッテルを貼らないでください。頭が悪いとかバカということは、お子さんの人格を否定していることにつながります。これは子供の人格形成に関わってきます。
バカなんじゃないんです。テストの点数が悪いだけなんです(*^_^*)
お子さんのテストの点数を上げたい時は?
私のおすすめは意味づけを変えてあげることです。
極端な話し、好きな子に勉強を教えてもらえれば、点数は上がります(笑)
勉強 = つまらない という意味づけから 勉強 = 楽しい・ドキドキする! の意味づけに変わるからです。
またある程度の学力がないと、お子さんの夢が叶わないケースもあるでしょう。
例えば、スポーツに熱中していてインターハイの出場経験がある場合は、スポーツ推薦で大学へ進学することも可能です。
ただ大学によっては、スポーツの実績プラス一定の基礎学力を求められるケースもあります。
その時は「勉強もしないと、お兄ちゃんの憧れの先生に習えないよ!」という意味づけをしてあげることで、勉強するようになる可能性が高くなります。
それでも勉強しないときは、怒ってもいいと思っています。これは、子供の将来の可能性に関わる時です。この時に怒ることが「叱る」ということだと、私は理解しています。
まとめ
いかがでしたか?子育ては、置かれた環境や様々な状況で、これが正解!というものがありません。子供のテストの点数ひとつ取っても、なかなか悩みが深いモノです。
私がお話しした内容も、これが正解!というつもりはありません(*^_^*)ただ、怒るという選択肢だけでは、親も子も辛くなるばっかりです。
お母さんがテストの点数を通して、お子さんへの興味の持ち方、そして関わり方の選択肢を増やしてもらいたかったのが私の願いです。
親子関係がより良くするための一助となれば、とても嬉しく思います。
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