『感動』を伝える子どもと、分かち合える親と。

こんにちは。家族を楽しむお母さんの習慣形成コーチふぁみママこと渡邉さおりです。

最近、子ども達から「○○感動した!」という言葉を聞きましたか。

小さい頃の子ども達は、毎日が発見と感動の連続で、目をキラキラさせながら、見つけたらママにすぐ報告、見つけたらママにすぐ報告、という状態だったかと思います。

我が家の子ども達は中高生。この年齢にもなると、感動する内容もだんだんと変わってくると感じてはいますが、とりわけ、子どもの想像の上をいくものは、大きく心を揺さぶられるようです。

有名なピアニストと中学生

先日、娘の中学校にイタリアの有名なピアニストが来てくださいました。
Wikipediaにも掲載されている人だったので、娘と下調べをしました。下調べをすると、俄然子どもはテンションが上がりますね!有名人だということが実感できるわけですから(笑)
公立中学校のことなので、あまり詳しくは書けませんが、聴きに行った私も感動した、とてもいい演奏会でした。
ピアニストではあるけれど、タキシードのようにかしこまった服装ではなく、ラフなTシャツとジーンズ。体育館の床に直接座ったり、立ったり、自由そのものを感じる方でした。こういうことって、多感な年頃の、しかも均一の教育を受けている生徒達には、刺激的だったように思います。

スタイルにとらわれなくても伝わる

コンサートホールで聴くようなお堅い雰囲気ではなくても、ひとたび演奏が始まれば、凛とした空気が漂います。子ども達が触れるものは、このようにスタイルにとらわれなくてもいいのだなと感じました。多感な年頃に学校行事として、本物の音楽が聴ける数少ないチャンスです。それを生徒が最大限興味を持って聴けるように、子どもの時のエピソードや子ども達と同じような年齢の時に作曲した曲や、吹奏楽部とのコラボレーションを入れ、ピアニスト自らが、子ども達に歩み寄って下さっていたようにも感じました。

感動を伝えたい、分かち合いたい

娘が帰ってきて言いました。「調べたまんまの人だったよ。全然誰も寝なかった。よくピアノ音楽とか聴くと眠くなるけど、でも違った。みんなが眠くならないピアノが弾けるってすごいよね。話もおもしろかった。ピアノって鍵がかかるんだって。鍵を探して小さいころから親に内緒でこっそり弾いてたんだって。やっぱ天才は、子どもの時から作曲するんだね。吹奏楽部って、やっぱりすごいわ。合唱部も一緒に歌いたかった!!」そんなことをざっと話してくれました。わかります?支離滅裂だけれど、この娘のうれしそうな話し方の感じ。私もリアルにその場にいたので、言わんとすることが、よく伝わってきました。

おとなも一緒

私達大人も、ママ友とランチに行くと、あれこれ、愚痴から、楽しい話から、失敗談から、噂話まで、ありとあらゆる話をしますよね。聞きたいというよりは、とにかくみんな話したい感じではありませんか。
その中でも感動体験は、自分が見聞きして感動したことですから、そのことを伝え、共感してもらい、分かち合いたいのですよね。大好きな人達だから、聴いてもらいたいのです。
でも逆に、聞いてもらいたいことを、話もそこそこにスルーされると、私達には不満が残ります。度重なると、もう話すのはやめようという気持ちにもなります。そう、この感じ。子ども達をこんな気持ちにさせてはいないでしょうか。自分にしてほしいことをまずは相手にする、自分がしてほしくないことは相手にはしない。ですね。
でも、なんだか子どもだと…という含みの部分を多くのお母さんは自然にくみ取れてしまうでしょうが、このあたりの話は、また別に書きたいと思っています。

ふぁみママ目線

「ママなんか、吹奏楽部のコラボ演奏で、感動して泣いちゃったよ」と娘に話すと、どこが泣きポイントだったのか全然わからないと笑われました^^; 人生の折り返し地点を過ぎている私は、若者が真剣なまなざしで、取り組んでいる様子を見るだけでも感動するのに、吹奏楽は、相当な練習量がなければ、あそこまでの音色は作れないと素人でも容易に想像できるわけです。そんなことが頭によぎると、もう目頭が熱くなってしまいます。

子ども達には、これからもたくさんの感動体験をしてもらい、心豊かな大人へと成長してもらいたいですね。

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