お子さんの夢を聞いてみましょう

こんにちは。家族を楽しむお母さんの習慣形成コーチ ふぁみママこと渡邉さおりです。
夏休みは、普段よりも子ど達と遊んだり話したりする時間が増えると思いますが、皆さんはどんな毎日を過ごされていますか?

叶いやすい夢と叶いにくい夢がある?

ある日のこと、ジャニーズオタクの娘が言いました。(中2ですからね、そろそろ現実味のない夢は卒業しはじめている年齢です)

「〇〇君は、デビューするとき、△△君と一緒にデビューしたかったんだって。デビューするっていう夢は叶ったけど、△△君と一緒にはデビューできなかったんだよね。これって、ママならOK?」
いやいや、ママはどっちでもいいんです。〇〇君じゃないから(笑)

でも、娘の言わんとすることは、わかる気がしませんか?

デビューはできた。でも、△△君とは一緒にデビューできなかった。
デビューはできたんです。でも、△△君とは一緒にデビューできなかったんです・・・。

余談ですが、息子の受験の時、息子は合格はできました。でも、仲のいい子とは一緒に合格できなかった。とっさに浮かんだのはこのできごとです。ニュアンスが似ていますよね。合格はうれしいのに、手放しでは喜べず、なんとなく気まずくなってしまいました。どちらのせいでもないのに。あ、今は親も子も新しい生活が始まって、いい感じですけれどね。

2人じゃなきゃ夢が叶った事にはならない?

娘:これって、夢が叶ったことになるの?
母:どう思う?
娘:半分は叶ったけど、半分は叶ってないような気がする。
母:なるほどね。半分叶ってないような気がするんだね。
夢でもメインになる夢と+αで付く夢があるのはわかる?
娘:どういうこと?
母:「デビューしたい」と「△△君」、どっちが夢のメイン?
娘:「デビューしたい」だと思う。
母:そうだよね、ママもそう思う。もし、△△君の方がメインだったら、
△△君と一緒に会社を作る、とか、お店を出す。でもいいんじゃない?
娘:ああ、そっか。じゃ、夢は叶ってるってことだね。
母:そうだね、本人がどう思うかだけど。
夢が叶った事にはなっているんじゃないかな。

叶いにくい夢って何だろう

人を限定していたり、地域を限定していたり、年齢を限定していたり、相手の意思が必要なことだったり、全く誰もやったことがないことだったりすると、絶対に叶うよとは無責任には言えません。例えば、外国に行きたいという夢があったとしても、明日行きたい!と限定すると、お金やパスポートなど、条件が満たされていないと叶いません。ただ、今お金がなくても、今パスポートがなくても、半年準備期間があれば現実に叶えられる夢に変わります。〇〇さんと一緒に旅行したいと思っていても、〇〇さんは行かないと言ったらそこであっさり夢は破れます。でも、お友達と旅行に行きたい、であれば、一緒に行きたいお友達を探せばいいわけですから叶いやすいです。旅行に行きたい夢まであきらめなくてもいいわけです。

誰かが先に叶えている夢であれば、絶対に叶わないとも言えません。どうしたら叶うのかを考え、行動すれば、叶わない夢でもない話になるからです。諦めるよりも先に、できることを探すことで、道が開けるかもしれませんね。

娘の夢は、ジャニーズと結婚すること!?

結構真顔で言います。小さい頃から「夢は人に聞いてもらった方が叶いやすいんだよ。」と教えてあるので、思いっきり、誰にでも聞かれたら答えます。もうお笑いの域です。学校の友達にも絶対無理だと言われるそうです(笑)確かに、ド田舎の普通の中学生です。まだ本物のジャニーズに会ったことさえないのです。幼稚園の時に言っていたプリキュアになりたい、と、さほど違いがないように思えます。

でも、彼女は気づいています。「ジャニーズの○○君と結婚したい」というと、出会えるかどうかもわからないし、相手の意向もあるし、可能性は限りなくないに等しいけれど、「ジャニーズの誰か」と限定しなければ、確率は上がるんだ、と。実際友達のお母さんは、あるジャニーズメンバーのママと知り合いだったりします。と、そうなってくると、絶対にあきらめなければならない遠い話でもなくなってくるわけです。ま、あんまり近い話でもないですが^^;

ジャニーズなら、どんな人と結婚したいと思う?は、魔法の言葉

あほらしく思えるかもしれませんが、「ジャニーズメンバーならどんな人と結婚したいと思う?」は、娘に対しては結構使える魔法の言葉です。「料理ができる奥さん」をイメージして、率先してお夕飯を作り、「かわいらしい奥さん」を想像して、おしゃれにも気を配り、「しっかりした奧さん」を連想して、自分の意思は自分で伝える子になっていきます。
夢が叶った自分を想像することから、現実の今の自分の行動さえも、実は変えることができてしまいます。この手法は、小さいときも今も、変わりません。自分の力で夢を追いかけられる子どもになるために、上手にイメージ力を使って、モデリングさせてしまうのは、素直な子にはおすすめの方法です。

  • モデリングとは
    憧れの人を具体的にまねること
    具体的な行動や言葉の使い方、考えをまねること

娘の場合はもちろん、具体的にと言っても、身近にお手本になる人がいるわけではありません。娘世代でもわかるジャニーズの奥様方で有名なのは、木村佳乃さん、宮崎あおいさんなどですが、実際にはそれも具体的にわかるわけではありません。偉人をモデリングするときも同じで、実在していて、なおかつ普段目にする人でないと、ありのままのモデリングはできませんが、行動、言葉遣い、考え方など、もし今この時偉人の吉田松陰なら、マザーテレサならどう行動するかなどと、自分で想像し、その上で行動すれば、モデリングの一助となるはずです。

最後に

子どもの夢をつぶすことは、「だめだだめだ」と言い続ければいいわけですから簡単ですよ。赤子の手をひねる、まさにそんな感じです。でも、それは、子どもが夢を見なくなること、親子関係の悪化、ひねくれた性格になるなど、失うものも大きいはずです。奇想天外な子ども達の夢から、どう毎日を輝かせるか、それはお父さんお母さんの腕の見せどころです。どうぞ、お子さんの夢から、素晴らしい人格形成と、習慣形成に導いていってあげてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です